育児に夫がかかわることがどれだけ大事かを説きながら、また、具体的な作業を教えてくれる。
読みやすくて、また、合理的だ。
初めての育児を体験するひとにとっても、これから起こりうることをイメージしやすい。だから、心の準備、ひいては実生活での準備をすることができるだろう。
特に、子供は抱いて育てる、そして母乳育児が原則としている。
生まれた子供は授乳によってしか生きられず泣くことによってしか自分の不快を伝えられないため、親は睡眠時間や自分の時間を犠牲にしなければならない。
母親は特に授乳という仕事のためその過酷な生活の主役となるのだが、父親にもできる多くのことがある。母親を助けていくことが大事だ。
その活動を通して、父としてあるいは夫としての尊敬を得ていくことができる。
といったことを信条として、さまざまなアドバイスをつづる。
子供の抱き方、子供のゲップについて、おむつ換え、毛布のくるみ方などさまざまなことを学習していかなければならない。
即座に身につくことではないが、これからなにがおこるのかイメージしやすいことは大きな安心につながるだろう。